獣医さんの電子工作とパソコン研究室
 
 15.電動油圧式診察台をいじる

 
当院で使用している診察台(体重計を兼ねています)、何年か使っているうちに、不都合なことが幾つか出てきたのでちよっと手を加えました。

1.接続コードの改良

既に何年か前に行ったことなのですが、体重表示器へのコードと、電源(AC100V)コードが直結されていたので、コネクタで切り離せるようにしました。
下の写真左・赤×の部分にコネクタを取り付けました。表示器へのコードは5芯だったのですが、手持ちの9pinD-SUBコネクタを使用しました。
配線が見えないよう、床下を通すように作ってもらったのですが、これが外れなきゃ不便ですよね。 業者さん、こんな簡単なことも考えていないのね・・・。

  


2.表示器にメイン電源スイッチを取りつける

表示器の中に電源トランスが入っていて、24時間通電しているのがいやなので、メインスイッチを付けました。(いくらか省エネに貢献!) ちょうどよい場所にスイッチが収まりました。

  


3.台の下部にシリコンコーキングする

台の下部、青矢印の部分、犬がおしっこをすると、どうもこの部分にしみこんでいるような気がしていたので分解してみたら、案の定でした。 なぜか、この上の部分と下の部分は、薄い両面テープで止めてあったのです。 ネジ止めしてないのは何故???
そこで、この隙間にはシリコンコーキングを施しました。 まず、全体をとにかくきれいにし、上下をネジ止めした後、マスキングテープを張り(写真右)、コーキング剤を流しました。 最初はへら等で形を整えたのですが、指でやるのが一番きれいにできるようです。
これで、犬がおしっこしてもしみこみません! この辺、業者さん考えていなかったのでしょうね。

    

下の写真は診察台をばらしたところです。

  

 


簡単なこと、ちょっとしたことなんですが、使っている側でないと不便なことに気が付かないのですよね。 獣医関係の医療機器業者さん、使っている人の言葉を聞いたらもっと良くなりますよ! これに限らず・・・。

 

Last up date 2003/9/22

 

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