獣医さんの電子工作とパソコン研究室
 
 41.古いCanon BJプリンタインク ヘッド部分インク詰まり解消方法 
 
 ■ Canon BJプリンタ

  いまだに古いプリンタなのですが、業務で使っている Canon BJシリーズプリンタがあります。 インクは補充しながら使っているのですが、かすれてくるとあきらめてカートリッジを新しいものに替えていました。 
 このBJプリンタは、インクカートリッジに使い捨てのバブルジェット式インクヘッドが組み込まれており、カートリッジを新しいものにすると、ヘッド自体も新品になりますので、いつまでも鮮明な画像が得られる特徴があります。反面、カートリッジの価格が高い傾向がありました。
 しかし、インクが終わるとヘッド部分を捨ててしまうのはもったいないと以前から思っており、インク補充をしながら使用していましたが、数回補充するとかすれてきたりインク詰まりが発生してしまいます。
そこで、カートリッジ自体のインク吐出部の洗浄を試したところ、うまくゆきましたので報告します。
 いまどき、こんな古いプリンタを使っている人もいないとは思いますが、なかなか壊れないし、小さくて使い勝手がいいんです。物を大切にする意味でも有意義な報告かと思います。
 

 ■ インク BC-20 の場合
 インクタンクと、ヘッド部分を分離します。
赤丸部分のプラスチックかしめを、カッターなどでそぎ落とします。
ヘッドのアルミ部分とインクタンクの間に小さいドライバーを差し込んで、こじれば簡単にヘッド部分が分離できます。
 
右の写真が分離したところです。
赤丸の部分はゴムパッキンになっています。
注射器にアルコールを入れ、これで洗浄します。
注射器先端がちょうどゴムパッキン部分にはまりますので、少し圧をかけながらアルコールを注入すると、勢い良くヘッドノズル部分からアルコールがシャワーのように、幾つもの細い線となって飛び出てきます。
これで、洗浄完了です。
ヘッド部分をインクタンクに戻すのですが、接着剤を使っても良いかもしれませんが、私は薄手の両面テープを使って固定しました。これでも、漏れも無く使えています。
 
インクをタンクに詰めなおして、プリンタにてテストします。
すぐにインクが出てきて印字できる状態になります。いままで、かすれていた印字や抜けもなくなり、たいへん鮮明な印字になってびっくりです。
 
  ★インクの詰めすぎに注意!!!  
詰め替えインクをタンクに入れる場合は、ほどほどにした方がいいようです。 一度、あふれるまでたっぷり入れたら、インク吐出部分からは漏れてくるし、しばらくたつとヘッド電気回路部分にインクが回ってしまったのか、完全に印字できなくなりました。
  
 ■ カラー対応 BC-21 の場合
 こちらは、カラー3色インクと黒インクの2本立てのカートリッジです。 ヘッド部分は使い捨てではなく、インクタンクのみを交換するタイプとなっています。BC-20もこういう形態だと良かったのですが…。
業務ではカラーは使っていませんが、使えなくなっていましたので洗浄してみました。
     
赤印↑のプラスチックを削り、こじ開けるとヘッドが分離できます。BC-20と同様にアルコールをヘッド部に注入して洗浄しました。
  
ヘッド部分には両面テープを張って、元に戻しました。
BCI-21にインクを注入する際は、上側の小さな空気穴からでは入りませんので、空気穴をドリルで穿孔して、中の吸収層まで穴をあけ、そこから注射針と注射器でインクを注入しました。
 これで、長い間空のまま放置されていたBC-21インクカートリッジが復活しました。(業務では黒しか使わないため、カラーインクは注入しませんでした)
 
  ★詰め替えインクに注意!!  
詰め替えインクも、メーカーによっては粗悪なものがあります。以前使った詰め替えインクは粘度が高く、吐出部分にインクの塊ができてしまうやら、吐出部にインクがつまってしまうやら・・・。
このインクのおかげで、今回のヘッド部分の洗浄をするきっかけになったのですが。参りました。
今は、ダイコーさんのインクのみです。こちらのインクは長く使っていますが大丈夫みたいですね。
 
  小さな BC-01、BC-02 の場合

ジャンクのBJについたままになっていたBC-01カートリッジを洗浄してみました。

BC-01、BC-02シリーズのカートリッジは、右脇に接点を保護するプラスチック部品があります。やはりプラスチックをかしめて止めてありますので、ドライバーでこじって外します。この部品、なくても使用には支障ないので、最後には捨ててしまいました。
 
ヘッド部分の分離ですが、赤丸の部分にプラスチックを溶かしてかしめてあるのですが、カッターがうまく入りません。思いきって、基板下にドライバを差し込んで、引き剥がしました。(基板がちょっと心配だったが、大丈夫でした)
  
こちらは、インクが基板下に染み出ていたようです。赤丸部分がインクタンクからヘッド部に通じる部分なのですが、洗浄しようにも注射器が入りません。そこで、注射器の先端にビニールチューブを切ったものをつけてアダプタとしました。なかなか良好です。
さすがに長年ほっとかれていたので、最初はきれいにアルコールが通らなかったのですが、何度かやっているうちに吐出部からシャワー状に出てくるようになりました。
両面テープでヘッド部分をインクタンクに固定して出来上がりです。
 
ヘッド部はうまく洗浄できたものの、インクを注入してプリンタにセットしても、まったくインクが出てきませんでした。
実は左の赤丸部分が乾いてしまっていたため、インクがヘッド部へ流れてこなかったのです。赤丸部分に注射器をあてて引くと、簡単にインクが注射器に入ってくるようになりました。
この状況で再度セットしてみると、うまくゆきました。
長年触れられていなかったカートリッジですが、見事に復活したのです。
 
  ★これはインク詰まりではありません!!  
ノズルチェックパターンがこんな感じになっている場合は一部のバブル発生ノズルが壊れているためです。この場合は、洗浄しても元に戻りません。
    
 
  愛機 BJC-455J

いまだに写真のBJC-455Jはデスク脇で頑張っています。もう10年以上使っているでしょうか。カラーレーザープリンタが導入された今でも、立派に使われてます。結構便利なんです。
キャノンのプリンタは長持ちしますね。
BJカートリッジもインク詰め替えで再生しながら、頑張ろうと思います。

Last up date 2007/10/10

 

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