獣医さんの電子工作とパソコン研究室 |
38.DVDプレーヤー、ウオッシュレット 修理2点
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■ DVDプレーヤー |
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型番はPDVD-102、(株)エンポリオ MADE
IN CHINA というシールが貼ってあります。 |
が、なにか簡単なことかもしれないので、とりあえず分解して眺めました。 |
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観察してみると、ディスクを入れても一瞬ディスクが回転するだけで「ディスク無し」の表示が出ますので、モータ関係かなと思いましたが、モーターは電圧をかければしっかり回ります。 モータードライバ (Silicore D5954) を取り替えようかとも考えましたが、しばし休憩。 とりあえず、他のDVDプレーヤーを見てみようと思い、他のプレーヤーの中身を観察すると、 最初にディスクが入って、次にレーザーが短時間発光し少しだけディスクが回って、いったんレーザーが消灯してから再びディスクの回転とレーザーの発光が起こり読み込みを開始しています。 この壊れたDVDプレーヤーは、ディスクが入ってもレーザーが発光していません。 さては、レーザー部分が壊れたと思い、レーザヘッド周りをいじっていたら、フレキケーブルの向きによってレーザーが点いたり消えたりするではないですか。 さてはフレキケーブルのコネクタの接触不良かと思い。 レーザーヘッド部を取り出し、コネクタ周りのハンダを再度盛ったり(以前ThinkPadでコネクタのハンダ不良が原因だったことがあった)、フレキケーブル先端を少しだけ切り取り、接触点を変えたりしてみましたが、やはりケーブルの角度でレーザーが発光しなかったりします。 よくよく検討すると、フレキケーブルが断線しかかっていたのです。これに気づくのには時間がかかりました。 |
レーザーヘッドが動くたびに、写真の部分が動くため、断線してきた模様です。 さて、どうするのか・・・。 だめもとで、ばっさり先端の部分を切り取り、カッターで中の芯線がでるまで外皮を少しずつ削りました。それでも、外皮がきれいに取れないので、最後はサンドペーパーで削って、最初についていた裏側のプラスチックを貼り付けなおして完成(↓写真)。 接続してみると、うまく動作します。 |
応急的修理ですので、いつまでこの状態で動作するかわかりませんが、フレキシブルケーブルを購入できないのでこれで我慢です。 一応捨てずに済みました。まだ数年使いたいですね。 |
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■ TOTO ウオッシュレット の修理 |
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TOTO ウオッシュレットCαT TCF701Z
という品物です。分解は簡単でした。 思ったよりメカニカルで、感激しました。 |
基板下左側には温水を作ったり水量を調節したりする弁のユニットが見えています。 写真はクリーニングした後ですので10年も使っているのにきれいですが、開けた直後はかなり尿などの塊がこびりついていましたが、簡単にきれいになりました。 |
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中央部分にノズルユニット、右側には温風を送り出すブロワと、消臭のためのオゾン発生装置?が見えます。 |
メイン基板の一部です。基板は樹脂が流し込まれています。中央のLSIはTOTOのオリジナルのようです。 |
ノズル部分の出し入れはステッピングモーターの駆動で行なわれており、ギアの歯が1枚欠けていました。これが原因でうまく動作しなくなっていたのです。 |
水道屋さんに頼んで保守部品を取ってもらいました。TOTOの製品はかなり古いものでも保守部品が手に入るそうです。さすがですね。 ノズルユニット TCH206 \8,760 でした。 |
結果、ノズルユニットをそのまま取り替えて修理完了です。 こちらも修理できたのでまだ数年使えるでしょう。 |
物を大切に! |
Last up date 2007/4/10 | |