獣医さんの電子工作とパソコン研究室
 
 18.AC100VでLEDを光らせる/半田ごて台の製作
 
 
研究室(物置の片隅)を片付けていて、ふと半田ごて台を作ることを思いつきました。いままでは、灰皿を利用したり、そのまま置いていたりしましたが、手近にあった部品たちで作ってみました。
1. AC100VでLEDを光らせる回路
通電表示にはLEDを使いました。このLEDの電源にはトランスレス電源の回路をそのまま使おうかと思いましたが、LEDを光らせるだけなので、ツェナーもブリッジダイオードも必要ないのでは?という思いから、いつものようにWebで調べましたが、実例はほとんど見つかりませんでした。
半波整流で良いだろうということはわかっていたのですが、非常用電源回路(ACの切断をフォトカプラで検出している)というのを見つけ、参考にさせていただきました。
左の回路図はその一部です。
これをもとに、実験してみました。

LEDに流れる電流はコンデンサの容量によって変わることは知っていましたので、とりあえず手元にあった1μF 250Vのフィルムコンデンサで実験したところ、発光ダイオードは見事に光りました。 試しに0.15μF 250Vフィルムコンデンサがありましたので試してみると、光ることは光るのですが、実用的な光度ではありませんでした。
下左写真は1μFの時のLEDの両端での波形です。 DCカップリングで表示しています。 
下右写真が0.15μFの時の波形です。若干違いますね。
私には詳しいことはわかりませんが、とりあえずAC100VでLEDを光らせることができました。

こちらが全体の回路です。 ついでに、吉野電装さんで購入してあった調光器ユニットもつけることにしました。


2. 調光器ユニットの波形
いつもの吉野電装さんで購入してあった調光器ユニットです。規格は不明ですが、半田ごてのコントロール程度に使う分には大丈夫でしょう。

動作確認を兼ねて波形を見てみました。 ダイアルは1〜6まで振ってあります。
左が、ダイアルを最大にまわしきっている時の波形です。100%ではないんですね。
右は最小の時の波形です。
ダイアル目盛りの3の位置でだいたい山の頂点付近で切れているような感じでした。

 


3. 全体のかたちと工夫
●ケースというかシャーシ部分には、そうめんが入っていた木箱を使いました。木箱ですから燃えては困ります。 そこで、表面には手元にあった台所補修用のステンレス粘着テープを張ってみました。
●こてを受ける部分は針金を曲げたものです。熱で取り付け部分の箱が焼けてしまうのではないかという不安もありましたが、それほど熱くはなりませんでした。
●半田ごての下の部分にはスポンジを薄く切ったものを貼り付け、滑り止めとしました。
●半田ごてのコンセント差込口は、これも吉野電装さんでおまけについてきた3P→2P変換プラグを活用しました。 この変換プラグ、医療機器にはほとんどついていて、たくさん余っていて何か使い道はないものかと思っていたのですが、他の方のHPを見て、いつかは使ってみようと思っていました。
●LEDは高輝度・クリアタイプのものを選びました。クリアタイプの物の中には、横から見ると光っていることがわかりにくいものもありますが、このLEDはそうでもありませんでした。
●右側の「うなぎ蒲焼」の空き缶に入っているのはスチールウールで、こて先のクリーニングに使います。秋葉原で「こて先クリーナー」として売っているのを見て、ホームセンターで買ってきました。 それまでは、ティッシュでこて先をさっと拭いていました。 ティッシュでもなかなかきれいになります。


 


4. はんだごて・・・
私の持っている半田ごてたちです。

 

@ 祖父が使っていたもの、60Wだったと思う、かなり年代物であることは事実。
A 小学校の頃買ってもらった30Wの半田ごて、これにただいぶお世話になりました。先端は銅で、だんだん減ってきます。握りは木ですし、コードの外被は糸で編んである物です。
B 十数年前に購入した23WのIC用です。
C 現在メインで使っている半田ごてです。これも十年選手です。手元にスイッチがあり、30秒で使えるようになるというのが便利です。通常は40W、スイッチを押している間は80Wで、たいへん便利です。
D 最近購入した12Wのもの。先端が非常に細いです。


小学生の頃、空き缶で半田ごて台を作り、大学時代までそれを使っていたことを覚えています。
今回の半田ごて台は、HPに載せるには恥ずかしいばかりのものですが、たった3個の部品で100VでLEDを光らせることができたので紹介してみました。

 
Last up date 2003/11/4

 

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